親犬と犬舎環境

レオンベルガー

だいみょう ♂

2002年8月生まれのだいみょうはカナダからやって来ました。
写真はだいみょうが4歳の誕生日ごろに撮られたものですが、このような姿になるのに3年かかりました。
どんな大型犬も3歳で体つきが完成します。歴代の男の子の中で一番変化が大きかったのはだいみょうでした。
元々腸が強くなく、毛量が少なめで毛あしの短い子でしたから3歳ごろに腸が強くなって豊かな被毛に変身したときは驚きでした。

グレッグ ♂

旧知のブリーダーさん(ベルギー)から輸入したレオンベルガーです。非常に紳士的で穏やかな性格は、「レオ」や「だいみょう」とそっくりです。

彼の特徴は1歳になる前には披毛がフサフサとしていたことです。毛の長さがとても長くて立派です! そして、頭部や身体の幅が成熟したレオンベルガーのように立派でした。かなり早熟な男の子です。

穏やかで冷静な気質に磨きがかかり、指示を出さなくともよく理解して行動してくれます。

レオ ♂

「テディー」の息子です。写真で見比べてみるとそっくりなのが分かると思います。この子はドイツから輸入したレオンベルガーです。披毛は長めで少しウェーブしており、毛色は濃いレッドブラウンです。

1歳未満の頃からとても紳士的な気質の持ち主で、大人しくクールな男の子です。端整なマスクでもあるためいつも涼しげな表情を見せてくれます。

また、写真のとおり体高や体長のバランスが良く骨の太い子です。ただ、大きいだけではなく、バランスが整っている子ほど存在感があるものです。

アキーバ ♂

2016年3月生まれの男の子で、珍しいことにイスラエルから輸入した子です。

毛量も骨量もグレッグよりもう少し多いです。ですから身体のサイズも大柄です。

3歳ごろより前胸の飾り毛がライオンのたてがみのように立派になり、頭部が大きいことも身体的特徴です。

イスラエルのブリーダーと同じくとてもフレンドリーで明るい子です。

イーミン ♂

オランダからイーミンがやって来たのは2020年の春でしたが、コロナ禍にあって特別なものとなりました。
大柄なレオンベルガーですが写真では普通サイズに見えます。しかもまだ身体ができあがっていませんし、飾りが少なく、顔立ちも幼いため全体としての貫禄はありません。アキーバを引き継ぐレオンベルガーです。
とても友好的で従順なレオンベルガーらしいレオンベルガーです。

キシラス ♂


2025年にイーミン以来の輸入となりました。
ブリュッセルからやって来たキシラスは1週間ほど戸惑った様子で私たちに懐かなかったですが、ある日突然フレンドリーに接してくれるようになりました。
顔のタイプは凛々しいというよりも優しいので「だいみょう」タイプ。
身体の構成比は今までのレオンベルガーの中で最もスクエア寄りで、毛量や骨量は標準的です。

ライザ ♀

エルザとグレッグの間に生まれた「ライザ」はサンディーと誕生日が近いので、幼いころからずっと一緒に育ちました。2人は母親違いの姉妹です。とてもとても仲良しです。性格も似ており、明るい子です。

弊舎の中ではエルザと同じくらい大人しくて従順な心優しい子です。今は休憩室でスパニッシュマスチフと一緒に過ごさせています。

サンディー ♀

インディーとグレッグの間に生まれた「サンディー」は明るくて、毎日がハッピーな女の子です。とても従順で聞き分けの良い子です。

2歳になって体の幅が出てきました。飛び付いたりしないとてもいい子です。

インディー ♀

グレッグと同郷、ベルギー産の女の子です。体高が高いことと毛量の多さが特徴です。グレッグと同じ体高で、体重もグレッグと近いです。

その体重は50㎏です。

彼女は社交的で明るい性格の持ち主です。

スパニッシュマスチフ

ポルソス ♂

この子が幣舎2代目のスパニッシュマスチフ「ポルソス」です。

チェコから飛行機でやって来た子です。少し人見知りしますが慣れるととても甘える子です。
大型犬特有のノッソノッソした動作が愛らしいです。

首周りのタプタプが多くなってきました。これから更に貫禄が増します。
彼はメスの発情が来るたびに食欲が落ちるので、早くお嫁さんに来て欲しいと思っていることでしょう!

ゴードン ♂

この写真のスパニッシュマスチフが幣舎第一号の男の子であり、しかも日本に初上陸したスパニッシュマスチフでもあります。つまりJKCがはじめて公認したスパニッシュマスチフです。

とてもとても温厚で、のんびりし過ぎて反応が鈍いほどの子です。まったく犬らしい軽快さはなく、実にゆったりした子です。しかし、スパニッシュマスチフはみな綺麗好きですから、ゴードンも同じく綺麗好きです。

争いごとを嫌い、何事にも嫌な顔をせず、いつも悠然としております。その存在感は幣舎全大型犬中No.1.

アーロン ♂

3代目のスパニッシュマスチフがお父さんになれたのは4歳を過ぎていました。

とても遅いデビューです。

2016年にスペインで生まれて2018年に日本へやって来ました。

そして2021年春に赤ちゃんが誕生したときはスパニッシュマスチフ6年ぶりの出産となりました。
(前回はユマが最後の出産でした)

歴代のオス犬たちと身体のサイズは変わらないです。体重は75㎏~80㎏くらい。

立ち姿は今までのオスの中では最も凛々しくて美しいです。

アヴィー ♀

イタリアで生まれてアメリカ経由で日本へやって来た、4代目のスパニッシュマスチフの女の子が「アヴィー」です。この子は「ユマ」と同じアメリカのスパニッシュマスチフのブリーダーさんのもとで育てられました。ですから、「アヴィー」と「ユマ」はアメリカで一緒に暮らしていました。同時に輸入したわけではありませんでしたが、ここで2人が再会したときはとても喜び合っていました。

アヴィーはユマのように社交的ではありませんが、とても甘えん坊になりました。といっても非常に穏やかな性格です。飛び付いたりしません。体高や体長はユマと同じです。ユマと比べるとアヴィーの方が、よりスパニッシュマスチフらしい外貌です。

ユマ ♀

スペインで生まれてアメリカ経由で日本へやって来た、3代目のスパニッシュマスチフの女の子が「ユマ」です。アビラよりもずっと体高が高いのが特徴です。今まで弊舎で飼育してきた中では最も大きなスパニッシュマスチフです。

よだれはなく、優しい性格の女の子です。とても明るくて社交的で、すぐに弊舎の子達と打ち解けました。

アヴィーとはアメリカで実の姉妹のようにして育ってきたため、こちらでもとても仲良しです。ユマは2013年の元旦に、初産で17頭もの赤ちゃんを出産しました。父犬はポルソスです。

ガレリア ♀


アーロンのお嫁さんとしてスペインから輸入した子です。
なかなか妊娠せず初産が4歳を過ぎることは初めてです。
アーロンと体重や体高はあまり変わりません。
正確はとってもおっとりしております。この穏やかな雰囲気を是非感じてもらいたいです。
「ザ・スパニッシュマスチフ」という子です。

犬舎環境

第三犬舎

大型犬専用の犬舎です。屋内には個室があり、屋外には6箇所に仕切られた、運動場付犬舎があります。
大型犬には別に、充分に走り廻れる運動場を設けてあります。

大型犬専用の産室

大型犬用の産室です。前に雨天用の運動場、そこから続きに砂地の運動場があります。
床は全面ヒーターで暖めてあり、1箇所につき3畳の広さがあります。
このような産室が3箇所あります。

その他運動場

犬種、性別、年齢、性格などを考慮して、大小さまざまな、運動場を設けてあります。
モトコランドの犬たちは季節を感じながら、澄んだ太陽をいっぱいに浴びて広々とした環境で暮らしています。
性格の良い犬たちは、このような環境でこそ育つものなのです。

ゲストルーム

ご来客の方々を応接するスペースです。両親犬や子犬たちを、ご覧いただけるよう室内外で応接できるようにしてあります。

イベント会場と駐車場

普段は駐車場としていますが、イベント開催時は会場となります。

事務室、休憩室、来客用トイレ

皆様からのお電話やメールの回答場所が事務室の主な仕事です。
休憩室は8畳で、流しやテレビや電子レンジや冷蔵庫、夜食や飲みのもがあり、夜のお産時の待機場所として、または食事会にも利用します。
お手洗いは、男女別々で、天窓の付いた清潔なところです。

ドッグラン

日当たりの良い場所にドックランを設けています。もちろん涼しい木陰もあって自由に遊ぶことが出来ます。
モトコランドのワンちゃん専用に開放していますので、お立ち寄りの際はどうぞご利用ください。

朋碑

「故郷」を永遠の棲家にと、お考えの方に納骨していただく処を設けています。詳細はご相談ください。
限りない喜びを与えてくれた、犬たちに感謝を込めて、慰霊碑を建立しています。春秋には、ささやかではありますが供養をしています。
「この園で なかまと ともなり」 正覚寺