2008年3月1日生まれのスパニッシュマスチフの「ポルソス」が9歳になりました。
特に病気や怪我はなく元気に過ごしています。
ですが、念のため若い頃よりもウェストのくびれを作って痩せ気味の体型・肉付きを維持しています。
体重は75㎏くらいです。
大事なことは体重ではなく、その犬の体型(肉付き)です。
小型犬も大型犬もふくよかな体型を維持している方々が多いです。
まずは我が愛犬が太り気味なのか痩せ気味なのかを自分で判断することが大切ですが、肉付きを誰かに見てもらうならどの専門家がよいのか。
一番よいのは、扱っている犬種が他犬種であってもブリーダーです。
その次は獣医師よりもトリマーだと思います。
今は昔と違ってドライフードにシニア用やダイエット用というものがありますね。
年をとったり太ったときにはそういう類のドライフードを与える方々が多いです。
ところが弊舎ではそういったフードに切り替えることをお勧めしていません。
もし身体を絞りたい場合はどうすればよいのか。
運動を増やすのか。
いえ、今まで与えてきたドライフードの分量を減らすことです。
運動を増やすことができるならそれもよいですが、散歩を倍に増やしたくらいでは意味がありませんので、犬に運動させるとなるとなかなか難しいものです。
広いスペースで犬同士遊ばせる、いわゆる自由運動がベストな運動方法ですがそれはドッグランでなければできません。
ブリーダーなら毎日自由運動させることができますが一般には難しいですね。
ですから食事量の調整で身体を絞ることが現実的です。
飼い主は「エサを減らすのはかわいそうだ」と感じる方々がほとんどです。
そういう場合は便が緩まないことが条件ですがお野菜をフードに足してあげるとよいでしょう。
大量に野菜を足してはいけませんが、フード全体量の1/5くらいならよいでしょう。
何が愛犬に合うのかは与えてみて判断しましょう。
まずは食べるかどうか、そして便が緩まないかどうかです。
野菜なら生のままでもよいですし、お湯で少し炊いてもよいでしょう。
ポルソスは「ANFホリスティック」という成犬用のドライフードに「成犬用ミルク」と「犬用煮干」を混ぜて与えています。
時にトッピングを変えることはありますがこれがベースです。
ドライフードを軽く脂抜きして与えてもいいですよ。
とにかく、身軽な状態を維持していつまでも自由にうろうろとさせてあげることが大切です。