3月中ごろ出産予定のレオンベルガーのご紹介です

時期的にまだ妊娠しているかどうかはっきりしませんが、交配済みのレオンベルガーがいます。
写真をの女の子が3月中ごろに出産予定です。
犬にはあまり悪阻(つわり)がありませんが代々のレオンベルガーには割りと悪阻の症状のある子が多いです。
食欲が落ちるわけですが、今現在この写真の子にはその悪阻らしきものがあります。
想像妊娠でも悪阻がありますから、この悪阻の症状だけで妊娠確定とはいえません。

そのうちにエコー(超音波)でお腹の中を診てみますが、今度は慎重に見てみます。
前回のスパニッシュマスチフのときに”味噌をつけて”しまっていますから(笑)。
ただ、お腹の形がわずかに変わったように見えます。
動作も違う気がします。
赤ちゃんが誕生して欲しいですね。

 
レオンベルガーというと、交配後に注意しなければならないことがあります。
交配するということは異物(オスの陰部)がメスの陰部から進入します。
そのときに雑菌が膣内に一緒に進入します。
それはどんな動物でも同じで、どんな犬種でも同じですが、
以前からこちらのレオンベルガーの交配後にはメスの陰部からおりものが出てくることが多くなりました。
これによって受胎率が著しく落ちました。
 
そういうときにはそのおりものを止める必要があります。
原因が分かっていますから対処法ははっきりしています。
わずかな抗生剤の投与と膣洗浄です。
膣洗浄はカテーテルで行ないます。
洗浄液は精製水です。その精製水にもわずかに液体の抗生剤を混ぜるとよいです。
それを1日2回行い、おりものが出なくなってから3日間ほど続けます。
おりもの自体は2,3日で止まります。
この情報はブリーダー必見ですよ。
 
あとは適度な運動と日光浴と適度なたんぱく質の摂取と愛情によって、良い子が誕生することを待つのみです。
赤ちゃんが何頭誕生するのか、男の子と女の子の内訳なども分かりませんが、それは生まれてからのお楽しみですね。
1ヵ月後に改めてご報告します!