スパニッシュマスチフ「フォズ」の訃報

2週間前にスパニッシュマスチフの「フォズ」が胃拡張のため永眠しました。
今年の夏にスペインからやってきた1歳の男の子です。
火葬し、葬儀をあげ、お骨は朋碑に収めています。
そしてスペインのブリーダーさんたちには報告しました。
4つの写真の中にある絵は「フォズ」です。
この絵をプレゼントしてくださったのは、スパニッシュマスチフだけを専門で描いておられるスペイン人です。
その人にも悲しい報告をしました。
レオンベルガーでは滅多に胃捻転や胃拡張がありません。
一方スパニッシュマスチフは一般家庭よりもなぜか弊舎で発生することが多いです。
食器は高さを付けて与え、食後の運動は控えてきましたが、食事回数を細かく分けることにしました。
食べたものが胃袋内に滞留し、醗酵し始めてガスが溜まることを防ぐためには1回の食事量を減らして、
胃袋内にガスが溜まりにくくすることだと考えました。
概ね欧州のブリーダーさんたちも食事内容はドライフードで、いわゆるプレミアムドッグフードと呼ばれるものを与えています。
日本でも販売されているものであり、特別なものではありません。
食事の回数については様々な意見がありますが、レオンベルガーのブリーダーさんもスパニッシュマスチフのブリーダーさんも
多くの方々から同意見を聞くことができましたので実践することにしました。
胃捻転や胃拡張が夜中に発症しては気付けませんから致し方ありません。
嘆き悲しむ時間は短い方がよいのです。
私たちは常に前へ進まなければなりません。
来年の春にはスパニッシュマスチフの女の子がやって来ます。
その話はずっと進み続けています。
そしてフォズの後継となる子の話もすでに進めています。
来月はそのオス犬の「子犬選び」です。
弊舎のブリーディングのために最優先でベストな子犬を一番に選ばせてもらうことになりました。
嬉しい限りです。
実はそのオス犬の子犬の母犬は、今年2月にスペインで見た中で最も気に入った「エンドリーナ」という子です。
いつかエンドリーナの子が欲しいと思っていたので今回の巡り会わせをとても喜んでいます。
オスの子犬が日本へやって来るのは2017年の11月ごろだと思います。
それまでに現地から送られてくる子犬の写真をこのサイトでご紹介します!
来年は素晴らしい一年になりますよ!
今年一年お付き合いをありがとうございました。