大型犬スパニッシュマスチフの発情

2012年の秋に交配して以来、スパニッシュマスチフのユマの発情で交配することになりました。
大型犬であっても小型犬と同じく発情周期は半年に1回が標準です。
ただし、交配に適した状態かどうかは発情のたびに違いますので、交配できるかどうかはその都度考えます。
これがブリーダーのウデの見せ所でもあります。

概してスパニッシュマスチフの発情は分かりやすいです。
毛あし(毛の長さ)の長い犬種の発情出血も分かりやすいです。
なぜなら発情前に毛量が増えるからです。毛量が増えないときはあまり良い発情とはいえません。
身体や精神状態が影響すると考えられますので、ここでもブリーダーの力量は大切でしょう。

スパニッシュマスチフの毛の長さは短いですが、なぜ発情が分かりやすいかというと陰部の張りが出て、とても大きくなるからです。
陰部が大きくならない犬種もありますし、個体によっても違いがありるものですがスパニッシュマスチフの場合は分かりやすい子が多いです。
無出血発情というものもあります。これはポメラニアンに多いですが、無出血発情だといつから発情が始まったのか分かりにくいため、交配適期(いつから交配をスタートするのか)分かりづらいです。
スパニッシュマスチフの場合は今までに一度も無出血発情がありませんでした。
ちなみに、無出血発情を減らすための方法もあります。ブリーダーは独自にいろいろなことを試しています。

今回のスパニッシュマスチフ「ユマ」の発情はとても良い状態です。
あとはオス次第です。
赤ちゃんが誕生するにはオスの要素が非常に大切です。