2017年度最初のレオンベルガーの出産がありました。
大型犬としてもこれが今年の最初です。
3月13日に5頭の赤ちゃんが誕生しています。
3頭は亡くなってしまいましたので、お腹の中には8頭の赤ちゃんがいました。
写真では分かりづらいですか5頭の新生児が写っています。
男の子が2頭、女の子が3頭です。
生まれたときの体重はみんな500gくらいです。
3月12日が満月。
満月の前後3日のお産が多いです。
お産が始まったのは3月12日の陽が暮れたころでした。
満月の時刻は23時54分でした。
この日の午前から落ち着かない様子だったので、体温を計ると下がってきていました。
ですから数時間後かまたは半日後くらいには陣痛が始まると思いました。
陽が暮れてお産が始まり、順調に赤ちゃんが生まれていましたが、ちょうど満月の時刻には難儀していました。
陣痛が来ても生まれない。
お腹にはまだ胎児がいることは分かっています。
止むを得ず陣痛促進剤を投与すること2回。
陣痛を促すための膣マッサージを施しても、気分転換に運動場を歩かせても産みません。
そして夜が明けました。
急いで獣医師に連絡し帝王切開です。
昔はよく手伝いましたが今回は久しぶりにシーザーをサポート。
手術台に乗せて固定、麻酔、胎児取り出し、術後の母犬のケアなど。
執刀以外はすべてサポートします。
こういうケースでは胎児が助かることとそうでないことがあります。
今回は亡くなっている子がいました。
が、今育っている5頭は初乳をしっかり飲んで元気に成長しています。
全員自力で母乳を飲めています。